便秘でこまっていませんか
便秘について
決まり
一応医学的な定義では
週3回未満(週2回まで)の排便回数であることをいいます。
種類
あなたはどのタイプでしょうか
弛緩性便秘
腸は、順番に縮んだり伸びたりして(蠕動)便を運んでいるのですが、
その動きが落ちた状態、女性や高齢者におおいタイプです。
痙攣性便秘
腸管の動きが強すぎて痙攣した状態になって結局、便自体が動かない便秘。
直腸性便秘
便意がおこらない。(肛門の近くに便が行きついても便意が出ない)
性別で違いがあるのか
- 一般に女性に多い。
これにはホルモンが関係しているのと、腹筋が弱いことも関係していると言われています。
年齢と関係があるのか
- 年齢とともに便秘の人が増加します。
腸管は、年齢では、見た目はあまり変わらないのですが、腸管の動きは、年とともに低下する傾向があります。
また、腸内の細菌の変化(いわゆる善玉菌の比率が低下します)等が、加わり便秘の人の頻度が増加します。
便秘は、いろいろな病気と関連しています
- 便秘の人は、便の腸内での停滞時間が長くなり、有害に腸内細菌が繁殖してそ大腸癌をはじめ、腸の病気だけではなく下記の状態に関連するといわれています。
■肌荒れ(大腸の菌が出す毒素の影響)
■庤(硬い便や、排便の時にいきむことにより肛門の機能が低下します)
■胸焼け(便秘により腸内の通過が悪くなり、胃の内容物が停滞することによって起こります)
便秘を放置することによりどうなるか
- 経験的にいうと、便秘を放置することにより腸管の拡張があり、それによりさらに腸管の神経や筋肉の量が減少してさらに状態が悪化することが考えられます。
意外な原因
- 薬剤性の便秘というものがあり市販の薬では、咳止めの薬はのどの反射を落として咳を止めるとともに腸の蠕動も止める作用があり、便秘を起こしやすくなります。
対策
よく知られている方法として
食物繊維を取る、無理なダイエットはしない等がありますが、
これは、いろいろな物に書かれていますので、それにお任せします。
排便のポーズ
- 今は、ほとんどトイレが洋式になりましたので、
和式トイレより排便に対する力が落ちています。
洋式のトイレで排便力を出すのは、
考える人のポーズが理想的であると言われています。
我慢するだけでも便秘になります。
- 職場などで我慢することが多いと思いますが、便意を一度止めるとまたすぐ出てこないことが多いため、これだけで便秘になります。職場や出先では、難しい時もありますが、出来うる限り便意があるときすぐ排便しましょう。
排便の習慣をつける
- 便意がなくても決まった時間にトイレに入る習慣づけをしてみましょう。
生活のリズムに合わせて、決まった時間に排便を習慣づけてみましょう。
以上、いろいろやってお困りの方は、病院でご相談ください。
一生、便の事に気を揉むなら薬を試して見た方が長い目で見ると良いと思います。
便秘の薬にはいろいろな種類があり、その人にあったものと、
量を決めるのに多少時間がかかりますが、ゆっくり治していった方がよい結果がでます。